このテストで測るもの
測るのは数唱(ディジットスパン)、つまり、見た直後にくり返せる数字の列の最大の長さです。数唱は、短期記憶のテストとして最も広く使われているものの一つです。短期記憶とは、情報を使っているあいだの数秒間、それを保っておく小さな貯蔵庫です[1]。
臨床の場では、ふつう数字は1秒に1つずつ読み上げられます。このページでは数字が画面に一度にすべて表示されるので、あなたのスコアは臨床の数唱のスコアとは同じではありません。
各数字は、1秒に、1桁あたり0.6秒を足した時間だけ表示されます。
テストのしくみ
- 最初の数字は3桁です。入力して正解するたびに、1桁ずつ増えます。
- 同じ桁数で2回挑戦できます。ある桁数ですべての挑戦に失敗すると、テストは終わります。
- スコアは、完全に正しく入力できた最も長い数字の桁数です。
数字をまとめると覚えやすい理由
ジョージ・ミラー(George Miller)は古典的な論文で、短期記憶の限界を決めるのは数字の数ではなく、保っている「かたまり(チャンク)」の数であり、人は項目をより大きなかたまりにまとめることで限界を広げている、と指摘しました[2]。4-9-1-7を「よんじゅうきゅう、じゅうなな」と読むのは、チャンク化のコツの一つです。こうしたコツを使ってもかまいませんが、スコアを比べられるように、毎回同じやり方を使いましょう。
スコアを変えるものは?
関連テスト
- 順番記憶テスト光った場所の順番を、どれだけ長く再現できるか。
- チンパンジーテストマス目の数字を、記憶を頼りにいくつ順番どおりにタップできるか。
- Nバックテスト次々と変わる情報を、どれだけ頭の中に保てるか。
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出典
- Woods DL, Kishiyama MM, Yund EW, Herron TJ, Edwards B, Poliva O, Hink RF, Reed B (2011). Improving digit span assessment of short-term verbal memory. Journal of Clinical and Experimental Neuropsychology 33(1):101–111. doi.org/10.1080/13803395.2010.493149
- Miller GA (1956). The magical number seven, plus or minus two: some limits on our capacity for processing information. Psychological Review 63(2):81–97. doi.org/10.1037/h0043158
このページの作り方:上に挙げた研究をもとにHelibrainチームが執筆し、2026年11月3日にRobert(生物物理学の博士候補生)がレビューしました。出典に変更があれば更新します。